通級(通級指導教室)とは|対象障害と特別支援学級との違い【用語集】

執筆: カテキョダイレクト編集部 / 公開: 2026年5月1日 / 最終更新: 2026年5月1日

この記事の要約: 通級は通常学級に在籍しながら一部授業を別教室で個別指導を受ける形態。LD・ADHD・ASD・言語障害等が対象で、年35〜280時間の特別な指導を受けられます。

本記事は教育用語の定義・制度的位置づけをカテキョダイレクト編集部が公的資料・専門機関情報を元に整理した用語集です。最新の制度・診断基準は文部科学省・各専門機関の公式情報をご確認ください。

目次

通級の定義

定義:通級は、通常学級に籍を置きながら、一部の授業時間に別教室(通級指導教室)で障害特性に応じた個別指導を受ける形態です。

通級(通級による指導)は、小学校・中学校の通常学級に在籍する障害のある児童生徒に対して、各教科の大部分の授業を通常学級で行いながら、一部の授業について障害特性に応じた特別の指導を、別の場所(通級指導教室)で行う教育形態です。籍は通常学級にあり、特別支援学級とは異なります。

対象となる障害

押さえどころ:通級の対象は、視覚・聴覚障害(弱視・難聴)、肢体不自由、言語障害、ASD、情緒障害、LD/SLD、ADHD、病弱・身体虚弱の9区分です。

通級指導教室の対象者は、視覚障害(弱視)・聴覚障害(難聴)・肢体不自由・言語障害・ASD(自閉スペクトラム症)・情緒障害・LD/SLD(限局性学習症)・ADHD(注意欠如多動症)・病弱および身体虚弱の9区分です。LDとADHDは2006年に新たに対象に加わりました。

指導時間と学校との関係

数字:通級の指導時間は年間35〜280単位時間(LD・ADHDは年10〜280時間)。通常学級の授業数を圧迫しすぎない範囲で個別指導を組み込みます。

通級による指導の指導時間は年間35単位時間〜280単位時間(LD、ADHDの児童生徒は年間10単位時間〜280単位時間)とされています。通常授業数の中で柔軟に組み込まれ、教科指導・自立活動・障害特性に応じた特別な指導を受けます。在籍校に通級指導教室がない場合、近隣校に通って指導を受ける『他校通級』も可能です。

特別支援学級との違い

比較すると:通級は通常学級に籍があり一部時間のみ別教室、特別支援学級は支援級に籍を置き全授業を支援級で受ける形態です。

通級と特別支援学級の最大の違いは『どこに籍を置くか』です。通級は通常学級に籍があり、一部の時間だけ通級指導教室で指導を受けます。特別支援学級(支援級)は支援級に籍を置き、原則として全授業を支援級で受けます。通級は『通常学級+専門指導』、支援級は『専門指導が中心』というイメージです。

関連語句

  • 特別支援学級: 障害のある児童生徒のための学級(籍を置く)
  • 特別支援学校: 障害種別に応じた専門教育機関
  • 個別の教育支援計画: 通級・支援級で作成される長期計画
  • 合理的配慮: 障害のある子に必要な調整を行うこと

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参考・出典

  • 文部科学省『通級による指導』(https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/)
  • 文部科学省『特別支援教育』ポータル
カテキョダイレクト編集部

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