派遣会社経由だと時給¥1,800。個人契約に変えて¥3,000になった大学生の話

※プライバシー保護のため、仮名で掲載しています。

利用者プロフィール
田中さん(21歳)/早稲田大学教育学部3年/家庭教師歴2年半/カテキョダイレクト利用期間:約1年


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大学1年、「とりあえず」で始めた家庭教師

田中さんが家庭教師を始めたのは、大学1年の夏でした。「飲食のバイトはシフトが読めなくて大学生活と両立しづらいと聞いていたので、時間の融通が利きそうな家庭教師を選びました」と当時を振り返ります。

登録したのは、大手の家庭教師派遣会社。大学の掲示板に貼ってあったチラシがきっかけでした。Web上で基本情報を入力し、面接を受け、簡単な学力テストを通過すると、2週間ほどで最初の案件が紹介されました。中学3年生の男子生徒で、高校受験に向けた英語と数学の指導。週1回90分で、時給は1,800円。「大学1年で時給1,800円なら悪くないだろう」と田中さんは思ったそうです。

月収は約10,800円。週1回・90分の1案件だけなので大きな金額ではありませんでしたが、交通費も別途支給され、学業との両立もしやすかったため、特に不満はなかったといいます。

保護者が払っている金額を知った日

状況が変わったのは、大学2年の冬のことでした。指導していた生徒が無事に高校に合格し、その報告を兼ねて保護者と話す機会がありました。雑談の中で、保護者から「田中先生には本当にお世話になりました。毎月の費用も安くはなかったけれど、合格できたので良かったです」と言われ、田中さんは何気なく「おいくらぐらいだったんですか」と尋ねたそうです。

返ってきた答えは、月額約27,000円。田中さんが受け取っていた月10,800円の2.5倍でした。「つまり1回あたり保護者は約4,500円払っていて、僕が受け取っていたのは2,700円。差額の1,800円は派遣会社のマージンだったわけです。保護者の支払い額のうち、約40%が会社に渡っていたことになります」。

田中さんはその夜、自宅で電卓を叩きながらしばらく考え込んだといいます。「保護者は”高いお金を払って良い先生をつけている”と思っている。僕は”大学生バイトとしてはまあまあの時給”だと思っている。でもその間に、何もサービスを提供していない会社が毎月数千円を抜いていた。紹介してもらった恩はあるけれど、毎月ずっと払い続けるほどの価値があるのかなと、率直に疑問に思いました」。

友人から聞いた「個人契約」という方法

その疑問を同じく家庭教師をしている友人に話したところ、「個人契約って知ってる?」と返ってきました。友人はカテキョダイレクトというサイトで先生として登録し、保護者と直接契約を結んでいるのだといいます。

「最初は正直、怪しいと思いました」と田中さんは笑います。「会社を通さないで大丈夫なの? トラブルがあったらどうするの? そもそも生徒が見つかるの? という疑問がたくさんありました」。

しかし友人の話を聞くうちに、不安は薄れていったそうです。カテキョダイレクトでは先生の登録に審査があり、学生証や身分証の確認が行われること。契約書のテンプレートが用意されていて、保護者との取り決めを書面で残せること。そしてサイト上に自分のプロフィールを掲載でき、保護者がそれを見てオファーを送ってくる仕組みであること。「派遣会社が担っていた”マッチング”と”信頼の担保”の部分を、プラットフォームとして仕組み化しているんだなと理解しました」。

時給1,800円から3,000円へ

田中さんはカテキョダイレクトに登録し、審査を通過しました。プロフィールには、早稲田大学教育学部在籍であること、指導歴、対応可能な科目と学年、指導方針を丁寧に書き込んだそうです。

登録から1週間ほどで、最初のオファーが届きました。高校1年生の女子生徒で、英語の定期テスト対策を希望しているとのこと。保護者と相談の上、時給を3,000円に設定しました。派遣会社時代の1,800円から、1,200円のアップです。

「時給3,000円と聞くと高く感じるかもしれませんが、保護者から見ると話が違います。派遣会社経由では1回あたり4,500円払っていたのに対して、個人契約では1回あたり4,500円(時給3,000円×90分)。保護者の負担は変わらないか、むしろ下がるケースもある。にもかかわらず、先生の手取りは大幅に上がる。中間マージンがなくなるだけで、こういう構造になるんです」と田中さんは説明します。

月収28,800円が72,000円に

その後、田中さんのもとには続けてオファーが届きました。現在は3名の生徒を担当しています。中学2年生の数学、高校1年生の英語、高校2年生の英語。いずれも週1回90分で、時給は3,000円です。

月収を計算すると、1回あたり4,500円(時給3,000円×90分)×週3回×月4週=54,000円。これに加えて、テスト前の追加授業や長期休みの集中指導が入ることがあり、月平均では約72,000円になるそうです。派遣会社時代の月収28,800円(時給1,800円×90分×週2回×月4週+交通費)と比較すると、2倍以上の収入です。

「大学生の家庭教師バイトで月7万円を超えるのは、派遣会社経由ではまず難しいと思います。個人契約だからこそ実現できている金額です」と田中さんは話します。

お金だけじゃない——スケジュールと相性の自由

田中さんが個人契約に切り替えて良かった点として、収入以外にも2つのことを挙げてくれました。

1つ目はスケジュールの柔軟性です。派遣会社時代は、指導日時の変更をするにも会社を経由する必要があり、調整に数日かかることもあったそうです。個人契約では保護者と直接LINEでやりとりするため、「来週はゼミの発表があるので木曜に変更させてもらえますか」という相談が5分で完結します。大学3年になりゼミや就活が忙しくなった今、この柔軟さは「なくてはならないもの」だと田中さんは言います。

2つ目は、生徒との相性を事前に確認できることです。カテキョダイレクトでは、保護者がオファーを送る際に、お子さんの学年・科目・性格・現在の成績・指導に対する要望などを記載しています。田中さんはそれを読んで「自分の指導スタイルと合いそうかどうか」を判断してから引き受けるようにしているそうです。

「派遣会社の時は、会社が決めた生徒を教えるしかなかった。正直、相性が合わないなと感じるケースもありました。でも断ると次の案件が回ってこなくなるかもしれないから、引き受けるしかない。今は自分で選べるので、全ての生徒さんと良い関係を築けています。そしてそれが指導の質にも直結しているんです」。

不安だった「トラブル対応」は?

個人契約に踏み切る際に最も不安だったトラブル対応についても聞きました。田中さんは「結論から言うと、1年間で一度もトラブルは起きていません」と答えます。

「カテキョダイレクトが用意している契約書テンプレートを使って、指導開始前に時給・交通費・キャンセルポリシー・指導回数を書面で取り決めています。これがあるだけで、お金に関する認識のズレは起きません。派遣会社がやっていたことの大部分は、この契約書1枚で代替できるんだなと気づきました」。

取材を終えて

田中さんの話を聞いて印象的だったのは、「保護者も先生も、派遣会社の仕組みに疑問を持たないまま利用し続けている」という指摘です。保護者は「会社を通すのが安心」、先生は「会社が生徒を紹介してくれるから楽」という心理で、毎月数千円〜数万円の中間マージンが発生し続けている。そのマージンに見合うサービスが提供されているなら問題ありませんが、田中さんのケースでは「紹介後は特に何もしてくれなかった」のが実態でした。

個人契約は、保護者と先生の双方にとってメリットのある選択肢です。特に大学生の先生にとっては、収入面だけでなく、スケジュールの自由度や生徒との相性確認など、働き方の質そのものが変わります。

家庭教師のアルバイトを検討している大学生の方、あるいは現在派遣会社を通して指導している方は、個人契約という選択肢を知っておいて損はないでしょう。


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カテキョダイレクト編集部

家庭教師の個人契約マッチング「カテキョダイレクト」の編集チーム。元教員・現役家庭教師・教育研究者への取材をもとに、保護者と先生の双方に役立つ信頼できる情報を発信しています。3冠達成No.1(日本トレンドリサーチ調べ)。

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